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3Dモデル

3Dメッシュの生成と、温度付き3Dモデルの表示・解析

CRITIR では、画像リンクの結果から壁面・構造物の 3Dメッシュ を生成できます。生成した3Dモデル上では測定結果を確認でき、赤外線を投影して 温度付き3Dモデル として解析することもできます。

可視3D
温度付き3D(赤外線3D)

3Dメッシュの生成

ウィザードの起動

以下のいずれかから3Dメッシュ生成ウィザードを起動します。

  • ツールバーの 処理メニュー3Dメッシュ生成
  • 右サイドパネルの 3D タブ → 3D生成 ボタン(3D未生成時に表示)

密な点群の生成(奥行き推定)は CUDA 対応 GPU があればそこで、無ければ DirectX 12 世代の GPU(内蔵 GPU を含む)、それも無ければ CPU で実行します。どれでも結果は同じで、所要時間だけが変わります。

ウィザードの手順

3Dメッシュの手順はオルソ生成と同じ骨格です。設定ページで生成する成果物と品質を決め、画像リンクを済ませてから 生成範囲 を確認し、生成を開始します。

ページ内容
3D設定生成する成果物・既存の点群やメッシュの再利用・実行される処理のサマリ
生成範囲疎点群を見ながら、対象を箱で絞る

設定ページのボタンは、画像リンク(SfM)を新しく計算する場合は 画像リンクを開始、既存の画像リンク結果を再利用する場合は 次へ (生成範囲) → になります。画像リンクを新しく計算する場合はウィザードが数秒後に自動で最小化され、完了するとメイン画面に通知が出ます。通知の 3Dメッシュを生成 から戻ると、生成範囲のページが開いています。

生成範囲

3Dモデルは、対象を囲む空間全体を一定の細かさで区切って生成します。そのため、実際に見たい構造物のまわりに広い空地や遠景が含まれていると、同じ計算量が無駄な空間にも配分され、肝心の対象が粗くなります。範囲を絞ると、同じ計算量のまま対象だけが細かくなります。

初期値は、同じ画像リンク結果で前回使った範囲があればその範囲、無ければカメラ位置から自動で決めた範囲です。

操作説明
自動 / 全域 / 前回初期値を選び直す。全域 は範囲を指定しない(前回の範囲があれば解除する)
上 / 正面 / 側面 / 全体3Dビューの視点を切り替える
横 / 高さ / 奥行き各軸のスライダーと数値欄(メートル)。3D上の面ハンドルをドラッグしても動かせる

画面右には、指定中の範囲のサイズ・範囲内に残る疎点の数・範囲を見ている画像の枚数が表示されます。この数値を見ながら、対象が欠けない範囲でできるだけ狭く絞るのが目安です。

既存の点群とメッシュを再利用してテクスチャだけを作り直す場合は、範囲がどこにも効かないため生成範囲のページは出ません。疎点群を表示できない場合は、範囲を指定せずにそのまま生成できます。

3D設定ページ

設定説明
生成する成果物可視光3Dモデル / 可視光 + 温度付き3D の2択のカード(下記)
既存の点群を使用以前生成した点群を再利用して処理時間を短縮。既存の点群があるときだけ選べます
既存のメッシュを使用してテクスチャのみ生成メッシュ形状を再利用し、テクスチャだけ作り直す

ページ下部には、画像リンク・点群・メッシュのそれぞれについて 既存を再利用 / 作り直す / 新規作成 のどれが実行されるかがまとめて表示されます。

詳細設定 を開くと、次の項目を変更できます。通常は既定値のままで問題ありません。

設定説明
面の作り方(対象形状)自動(撮影の向きから判定) / 見下ろし撮影向け(屋根・太陽光パネル・地面) / 壁面・複雑形状向け(建物の壁、斜め・混在撮影)
繋ぎ目の処理(温度3Dのテクスチャ)多視点をブレンド(繋ぎ目を滑らかに) / 面ごとに1枚(輪郭を優先)。温度付き3Dを選んだときだけ有効

面の作り方を変更すると、既存メッシュの再利用は自動的に解除されます(形状が変わるため)。

生成する成果物(温度付き3D)

3D設定ページの先頭にある 生成する成果物 で、温度付き3Dを作るかどうかを2択のカードから選びます。

選択肢説明
可視光3Dモデル(初期値)写真テクスチャ付きの3Dモデルだけを生成します
可視光 + 温度付き3D上記に加えて、メッシュに赤外線の温度を投影した 温度付き3Dモデル も生成します(処理時間が増えます)

可視光 + 温度付き3D を選んだときだけ、詳細設定の 繋ぎ目の処理 が有効になります。多視点をブレンド は繋ぎ目が滑らかになり、面ごとに1枚 は輪郭がシャープになる代わりに繋ぎ目が出ることがあります。

温度付き3Dには可視・赤外線のペアとアライメント較正が必要です。ペアが見つからないセットでは 可視光 + 温度付き3D を選べません。温度の投影はテクスチャ生成後に実行されます。

生成の開始

生成範囲のページで 生成開始 をクリックします。処理には画像枚数やPCスペックに応じて時間がかかります。

3Dビューワー

生成した3Dモデルは、右サイドパネルの 3D タブから閲覧できます。上部のツールバーで表示を操作できます。

ツール説明
表示可視3D / 赤外線3D の切替(温度付き3Dを生成済みの場合のみ)
カラーマップ温度の配色を10種類から選択(赤外線3Dの表示中のみ)
測定ラベル名前 + 測定値 / 名前のみ / 非表示、サイズ、cm / ㎠ 表示
カメラ枠各写真の撮影位置枠を表示(既定オフ)
クリップ / 高さ / 奥行き の各軸について、下端・上端の2つのハンドルで範囲を決めて断面表示(目盛はメートル)
水平シーンの水平化。自動水平(初期値)/ 元の向き の切替と、上方向の手動指定
全体表示シーン全体が収まるよう視点を調整

水平 は、撮影時のジンバル角やカメラの姿勢から地面の向きを自動で推定し、モデルを水平に立てて表示します(自動水平が初期値)。推定できない場合や、結果が傾いて見える場合は、上方向を手動指定 の「前後の傾き」「左右の傾き」で調整できます。

測定結果の投影

画像上で作成した測定結果は、3Dモデルの表面にも自動的に投影されます。3D空間上で測定箇所の位置関係を確認できます。

温度付き3Dのインタラクティブ解析

温度付き3D(赤外線3D)を表示している間は、通常のビューワーと同様に温度を対話的に解析できます。

  • カラーマップ — 10種類のパレットから選択
  • 温度バー(下部) — 表示範囲を調整
  • カラーバー(右側) — アラーム閾値を設定

温度付き3Dは色を焼き込まず、表示時に都度着色します。そのため、表示範囲・アラーム閾値・カラーマップを後から自由に変更できます。

レポート・HTMLビューワーでの活用

  • レポート — 詳細票の画像ソースに 3D を選ぶと、各写真の撮影位置を3Dモデルから俯瞰した撮影位置図を掲載できます。詳しくは レポート作成 を参照してください。
  • HTMLビューワー出力 — 3Dモデルを生成済みの場合、HTMLビューワー出力に自動的に同梱され、ブラウザ上で3D表示ボタンから閲覧できます。

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